
「脱サラして自分の時間を大切にしながら暮らしたい」
「YouTubeやブログで“投資”で成功を収めた人をよく見るけど、正直憧れる……」
「“トレーダー”って、どんな生き方をしている人なの?」
投式やFXの世界では、会社に勤めることをせずに、日々の取引だけで生計を立てている方がいらっしゃいます。
彼らは元々、この記事を読んでいるみなさんと同じように、元・サラリーマンだったりするのです。
そこで本記事は、「専業のトレーダーになってみたい」という“脱サラ希望者”のために、FXトレーダーとして生活するための極意についてご紹介したいと思います!
FXを始めてまだ比較的日の浅い方にも専業になるチャンスがあることをお伝えしていきますので、ご興味のある方はぜひご一読ください。
そもそも「トレーダー」とは?
おそらくみなさんも、「トレーダー」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
株、国債、不動産、FX、ゴールド、プラチナなど……トレーダーとは、こうした商品を日々トレード(取引)をする人たち全員のことを指します。
しかし実は、「投資」(投資家)と「トレード」(トレーダー)では若干ニュアンスが異なるため、注意が必要です。
投資家とトレーダーには、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。実は以外にも、その違いを混同してしまっている方も少なくありません。
「投資家になりたい」と「トレーダーになりたい」では大きく意味が異なりますので、ここで今一度、定義についてはっきりさせておきましょう。
最大のポイントは、お金の使い方にあります。
1投資家はどんな人?
「投資」とは、中期・長期の目線に立ちながら、将来の“価値”を期待してお金を投下する行為のことを意味します。
投資の中でもとくにポピュラーなのは、やはりなんといっても「株式投資」。
たとえば「ベンチャー企業の〇〇社の取り組みは、いずれ世界中で評価されることになるはず。10年後にはきっと大成長を遂げているに違いない!」という考えのもと、〇〇社の株を保有し続けるのは、まさに投資の典型例ですね。
こうしたスタイルでお金を使う方を、一般的に「投資家」と呼びます。
投資家は日本に限らず世界中どこにでもいて、将来性のあるビジネスや事業に積極的に出資してくれる存在です。「ヨットで世界一周のチャレンジをします」と宣言する個人を相手に“スポンサー”を名乗り出ることも珍しくはありません。
2トレーダーはどんな人?
では、トレーダーはどのようなスタイルでお金を使っているのでしょうか。
先程の株を例に出すと、「短期的な株の売買を通じて“利ざや”(キャピタルゲイン)を得ること」をトレーダーとして定義できます。
つまり株におけるトレーダーは、短期的なスパンで商品の相場変動を予測し、「安く買って高く売る」という手法で利益を増やしていくわけです。
こうしたトレーダーのスタイルは、株だけでなく、FX(為替取引)にも当てはまります。
もともとFXは、一秒一分の単位で目まぐるしく相場が変動する世界。FXをメインに収益を確保する人たちはみな、例外なく「FXトレーダー」と名乗ることができるでしょう。
専業FXトレーダーになるには?
近年では、YouTubeやブログを通じて、FXトレードで生計を立てている人たちの存在がよく知られるようになりました。
おそらくみなさんも、月収が数千万、年収が数億円のカリスマトレーダーを何人も思い浮かべることができるでしょう。
しかし果たして、そんな雲の上のような人たちと同じように専業FXトレーダーとして暮らしていけるのでしょうか。
結論からいうと、いわゆる“億トレーダー”を目指すのでなければ、サラリーマンの平均月収かそれ以上の額を稼ぐことは十分に可能です。
1あなたのFXトレーダーとしての経験は?
専業FXトレーダーになるための第一歩。それは、まず自分のトレーダーとしてのレベルを客観視することです。
このことは別に、「初心者には専業トレーダーになるなんて無理」と言いたいのではありません。
トレーダーとしての知識・経験に見合った手法を使えば、誰でも専業への道は開けています。「FX歴が長ければ勝てる」というわけでもないのが、トレードの世界の面白いところ。
なまじFXの知識が豊富なばかりに、あれこれと様々なトレーディング理論に手を出して迷走してしまう方もいらっしゃいます。
2「会社を辞めずにFXで稼げるか」を試してみる
「一日でも早くトレーダーになって自立したい!」とはやる気持ちを抑えて、いきなり会社を辞めないようにしましょう。
専業トレーダーは、一見華やかに見えて実は非常にストイックです。熟練のトレーダーでもうまくいかない日はありますし、資金繰りに気を揉むことだってあります。
後ろ盾のない専業トレーダーに比べれば、会社勤めはとても恵まれている環境なのです。まずは会社を辞めずに、一体自分にどれだけFXで成果を残すことができるのかを試してみてください。
そんな毎日を繰り返すなかで、もしもあなたが十分な資産をつくり、「会社を続けるよりもトレーダーになったほうが稼げる」と確信できるようになったら、専業FXトレーダーとして第二の人生を送ってみるとよいでしょう。
3専業が向いていないとわかったときの対応を想定しておく
やや後ろ向きの言い方をすることになりますが、専業FXトレーダーになった後、様々な事情で継続が困難になることも考えられます。
そうした状況を想定して、「いついつまでは専業として頑張り、以降は継続か再就職を検討する」という具体的なプランを決めておくと、精神的にも非常にストレスが少なくて済みますよ。
引き際を間違えたり、欲を出し過ぎて大損を被ってしまったりなど……将来の不安や杞憂は、少なからずFXトレーディングにも影響します。
専業FXトレーダーとして生きるには、自分自身の人生設計をきちんとプランニングする必要があるのです。
専業FXトレーダーになるための手法とは?
ここでは、テクニカルで実践的なトレーディング手法を解説するというより、専業FXトレーダーになるために心得ておきたい心構えについてご紹介します。
1初心に帰るべし
専業トレーダーの中には、豊富な経験と実績から「自分のやり方で稼げるはず」という自信を持っている方も少なくありません。
もちろん、自分なりのトレーディング理論を持つことは間違いではありませんし、迷いなく一貫したやり方を貫く姿勢は、勝率を上げる近道です。
しかしFXでは、その自信やプライドがかえって災いしてしまうことも……。
著名なFXトレーダーたちの多くは、しばしば「FXで勝つには特別な才能は必要ない」といった言葉を口にします。
では、なにが大切なのでしょうか。それはひとえに「成功事例を再現する素直さ」なのです。
2謙虚に学ぶ姿勢が成功の近道
結論をいうと、これから専業FXトレーダーを目指そうとするなら、まずは「謙虚になること」を最初に心がけておきましょう。
謙虚になるということはつまり、FXトレーダーとして財を築いた先人たちの教えに“素直に”耳を傾けるということを意味します。
極端な話、副業としてやっていた頃に身につけた知識をリセットするくらいの気持ちでいたほうがいいくらいです。
そうした気持ちで学びを続けていると、ある日あなたは、カリスマと謳われたトレーダーのスキルの多くが、実はかなりシンプルで再現のしやすい原理原則であることに気づくことができるかもしれません。
まとめ
FXトレーディングを専業にすることで、今日からあなたも脱サラ&個人事業主に!
本記事は、超・入門講座というコンセプトのもと、専業FXトレーダーになるためのはじめの一歩にあたる部分について取り上げました。
具体的なトレーディングテクニックや手法については、みなさんがよく知っている・尊敬しているトレーダーさんのスタイルを参考にすることがベストです。
その代わり、「あの人の理論も稼げそうだな」「この人の考え方も一理あるな」というように、目移りし過ぎないように注意しましょう。
一人のトレーダーのスタイルをブレずに真似ることで、芯の通ったトレーディング手法を確立することができるようになりますよ。