「EDって何?」
「EDを治すにはどうしたらいいの?」
本記事では、EDとは何か、EDを治すにはどうしたらいいかを分かりやすく解説します!
ぜひご一読ください!
EDとは何か?
EDとは「Erectile Dysfunction」 の略で、日本語で勃起障害や勃起不全を意味します。
硬さが不十分であったり、十分な勃起状態が維持できなかったりなど、満足に性交渉ができない状態もEDに当てはまり、単に勃起不全のみを指す言葉ではありません。
日本では1,100万人以上の男性がEDと言われています。しばしば勃起を維持できない中等度ED、常に勃起できない完全型EDのみの集計であるため、軽度のEDを含めるとかなりの数の男性がEDに悩んでいると考えられるでしょう。
EDを放置すると、完全な勃起不全に陥るリスクはもちろん、心筋梗塞や糖尿病などの命に関わる病気を見逃してしまうこともあります。
「朝勃ちしなくなった」「性欲はあるのに中折れしてしまう」といった違和感を少しでも感じたら、放置をせず医療機関に相談することが大切です。
EDの原因とは?
EDの原因は大きく分けて4つあります。
1器質性ED
体内に何らかの原因があることで引き起こされるEDです。
加齢・糖尿病・高血圧・高脂血症などによる動脈硬化、加齢による男性ホルモンの分泌減少、腫瘍や出血などによる神経障害などが主な原因とされています。
2心因性ED
身体の機能には異常がなくても、精神的ストレスが原因でEDになってしまうケースです。
仕事や日常生活でのストレス、過去の性交渉のトラウマなどによる不安が脳からの指令を阻害し、うまく勃起ができなくなってしまいます。
3薬剤性ED
他の病気やケガで内服中の薬剤による副作用でEDを発症する場合もあります。服用中の薬によって、神経伝達や血液循環に異常が生じるためです。
たとえば、精神安定剤・抗うつ薬・睡眠薬・降圧剤などで薬剤性EDを発症するケースが報告されています。
4混合性ED
EDの原因を一つに絞ることができるケースは少なく、複数の要因によってEDが引き起こされる場合の方も多いとされています。
私生活でのストレス、加齢による動脈硬化、薬の服用などの要素が複雑に絡み合い、根本的なEDの改善にはすべての原因を解消することが重要です。
EDの治し方
主なED治療法は次の3つです。
ED治療薬の服用
ED治療薬は、勃起を鎮める「PDE5」という酵素の働きを抑制し、血管を広げることで勃起をサポートします。
日本には「バイアグラ」や「レビトラ」など5種類のED治療薬が存在しますが、即効性や持続力、副作用などにおいて違いがあるため、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
ED治療薬は、体内に直接的な原因がある場合を除き、ほとんどのタイプのEDに有効とされています。血流障害による器質性ED、薬剤性EDはもちろん、心因性EDにも有効です。
勃起ができないかもしれないという不安を治療薬によって軽減することで、徐々に性交渉に対する自信を取り戻すことが期待できます。
ただ、ED治療や薬を処方出来ないケースがある点に注意が必要です。重度の心疾患・肝障害・高血圧症がある場合などは、内服薬との兼ね合いで併用が禁じられている場合があります。
生活習慣の見直し
動脈硬化が原因の器質性EDの場合、生活習慣の見直しでEDの改善が期待できるでしょう。
動脈硬化の原因は加齢だけではなく、高血圧や喫煙・飲酒、悪玉コレステロールの増加など多岐にわたります。
動脈硬化を進行させないためにも、禁酒や禁煙、定期的な運動、栄養バランスが取れた食事など、日々の生活習慣を改善することが大切です。
また、高血圧病や糖尿病の治療中の方は、定期的な通院や治療薬の服用を欠かさずに行いましょう。
カウンセリングを受ける
ED治療薬のみでは改善が見られない心因性EDの場合、泌尿器科やED治療に特化したクリニックでのカウンセリングを受けるとよいでしょう。
第三者に相談することで、自分の悩みを明確にし、トラウマやストレスから生じる不安を取り除く効果が期待できます。
また、パートナーとの関係性をめぐる悩みがある場合は、セックスセラピストに相談するのも一つの手です。専門家を交え、パートナーとしっかり話し合うことで、お互いの不安や悩みを解消できるでしょう。
まとめ
本記事では、ED治療を検討している方に向けて、EDの基本的な説明、その原因や治療方法について説明しました。
今やEDは決して珍しいことではなく、適切な治療を受けることで改善が期待できます。ED治療薬による治療が主流ではありますが、生活習慣の改善やカウンセリングなどによってもEDを克服することが可能です。
まずは、お近くのクリニックに足を運ぶことから始めてみましょう。